難儀のある世(Учиртай Хорвоо)Ⅱ

                                    ツェ・ロドイダムバー著

カモシカはもともと、お昼は幼いカモシカを草むらかすぎなの中に隠してから、
自分がおもてに出て、生えてきたばっかりの新緑を食べて過ごす。この時、もし何だかの危険が襲って来たとしたら、
早足の力を出しおもっきり走り、その危険を遠くまで連れて行き、道に迷わせてから帰ってきて、
まだなにもかも知らないすやすや寝ている子カモシカをなめたりし、その危険を避けられた喜びの面会を行い、
お花や草の香ばしい味をした母乳をたっぷり飲ませるのだ。

そしてまた子カモシカをもとの場所に隠し、両耳を立て、高く飛んだり跳ねたりしてとても幸せそうに踊りだす。

お母さんカモシカのこのきれいな舞をもしどこかの舞踊家が目にしたとしたら、「これはまさしく優雅な動きの精鋭だ!」と絶賛するに違いないだろう。

カモシカは飛んだり跳ねたり少し遊んだ後、野原から鼻に漂ってくる野生ニラの濃厚な匂いに惑わされ、またおいしそうに食べ始める。

※野生ニラの花(モンゴル語でtaanaと言う)はカモシカの大好物。
                                                                        だけど、羊が食べてしまうと命を落とす危険性がある食物でもある。


しかし、カモシカの近くを通る草原の小道に運転手以外3人の観光客を乗せた車が埃をたてて突っ走ってくるのが見えた。。。つづくバラ

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